サレ妻・シタ夫体験談

夫婦喧嘩を警察に相談しに行ったらどうなる?夫に刃物を向けられた体験談

夫婦喧嘩を警察に相談した

こんにちは、サイト管理者のむーみーです。

ここでは、不倫をしたご主人が自身の不倫によって、情緒不安定になり、刃物を向けられたという体験を持つ、キキさんに寄稿していただきました。

もはや、夫婦喧嘩の範疇を超えているできごとですが、ご主人の暴力で悩んでいる方に届きますように。

夫婦喧嘩がヒートアップして、夫に暴力を振られた。

どう考えても夫が悪いのに、それを問い詰めて逆ギレし、包丁を突きつけられた。

あるいはこちらに対しての暴力はないが、夫自身がひとりで暴れ出して止まらない・・・

そんな経験はありませんか?

キキ
キキ
実は、私は夫に刃物を向けられる経験をしたことがあります。

その時、私が警察に相談をしにいった話をここでお伝えします。

結論から言いますと、今回は警察の介入はお断りしましたが、警察に相談することはメリットがあると感じました。

この記事を読んで欲しい方は

・夫に感情的に暴力を振るわれそうになっても、抵抗できずどうして良いかわからない方

・夫に暴力を振るわれていることを相談する相手が身近にいない方

・夫に暴力を振るわれていて、今後さらに激しくなることが不安な方

ここでは、私が刃物を向けられたワケや、警察に行った経緯、警察で言われたことをお話いたします。

私が夫に刃物を向けられたワケ

私の場合、夫は何かの発言や行動に反応して刃物を向けてくるわけではありません。

不倫発覚後、精神不安定な夫と一緒に料理をしていると、
隣にいる私に研いだばかりのキレッキレの包丁を

夫
ホラッ楽になれるよ!

と軽いノリで笑顔で向けてきたり、そうかと思えば、

夫
クッソやろう!面白くねーんだよ!

と怒鳴りながら鋭い目つきで向けてきたり、ということが突然始まりました。

何かの言動に反応してというよりは、彼の中の不安定さだけに起因しているようでした。

まったくタイミングもつかめないことなのでより一層恐怖を覚えました。

不倫している夫がまるで別人のように

最初にお伝えしておくと、結婚後主人はとても良い人でした。

とても優しく、できる範囲で家事もしてくれる。世間体がとても良く、周りの方から羨ましがられ、買い物に行けば初対面の店員さんに褒められるほどでした。

ある日を境に豹変するまでは・・・

そう、ある日突然夫は豹変したのです。きっかけは不倫。

その不倫があっけなく私にバレ、彼の中で抱えきれなくなった・・・というところでしょうか。

別人になった、というよりは人間という生き物ではなくなってしまった。血の通っていない、温度のない、金属のような冷酷な何か、に彼は変わりました。




心療内科の先生の助言で、警察へ相談へ

呼吸ができなくなることもあるほどのモラハラを受ける壮絶な日々の中、私は耐えきれなくなって心療内科に通い始めました。

心療内科の先生は私の症状だけでなく、その症状の原因になっている私の生活、主に主人との家庭生活について、限られた時間の中でも丁寧に話を聞いてくださいました。

その中で『主人に暴力を振るわれたり、主人がひとりで暴れたりすることが怖い』という話をした際、『それなら警察に行くと良い』という思いも寄らないアドバイスをいただきました。

一度行って状況を話しておけば、もし今度さらに状況が悪くなって警察を呼ぶ事になった場合、すでに情報共有された状態で駆けつけてもらうことができるので安心ですよ

ということでした。

けれども警察って、何か事件があった時に行く場所。私のように刃物を向けられたくらいで行っていいものか?と戸惑い、なかなか行けずにいた私。

次回の受診時に『警察は行きましたか?』と聞かれても、『いえ、そこまでではなくて・・・』などと答えていました。

キキ
キキ
でも、振り返ればこの思考がすでに危険でした。

刃物を向けられた “くらい”、って、“くらい” ではありません。

それはもう通常の生活ではあり得ないことです。

その時の私には日常が異常になりすぎていること自体がもうわからなくなっていました。

警察の生活相談課へ相談をしに

私が警察へ行ったのは、病院から勧められて、しばらく経ってからでした。

刃物を向けてくるという行動に加えて、バーナーで私にガスを噴きかけるという行動も目立つようになってきたのです。そしてそのガスが本当に苦しかった。

今回相談に行く場所は、近所の交番ではなく警察署の生活相談課です。

まずは地域の警察署に電話をかけ、『生活相談課に行きたいが予約などはいりますか』と尋ねました。

すると電話の先の事務の方に『予約はいらないがどのような要件でしょうか』と聞かれたので、簡単に事情を説明。

『いつ来てもらって大丈夫です』とのことでしたので、そのまま行くことにしました。

 警察から頂いた返答

暗くジメッとした古い建物の警察署に入り、生活相談課の扉の前。

夫婦喧嘩を警察に相談

相談用の窓口などがあるわけでもなく、普通のオフィスのような感じなので入りづらい・・・

そして狭い廊下を体格の良い警察官たちが制服を着てバタバタと動き回っているので、その場に居づらい気持ちになってしまいました。

『今すぐ駆けつけてもらう緊急案件ではないのにいいのかな・・・』という申し訳なさもずっと抱えたままでした。

話を聞いてくださったのは、少し年配の婦警さんでした。

主人との件で男性不信のようになっている私には、婦警さんが出てきてくださった瞬間、助かったというような心境でした。

応接室のような個室で、まずは『心療内科の先生にアドバイスを受けて来た』ということと、『刃物を向けられたりして怖い』という事情を伝えました。

夫の暴力を警察に相談する

数十分で終わりだろうと勝手に想像していたのですが・・・

予想に反し、婦警さんから聞かれたのは

婦警さん
婦警さん
今日はお時間は大丈夫ですか?

そしてその後じっくり話を聞かれることに。

まずは、主人と自分の住所、電話番号、勤務先、実家の場所、さらには兄弟構成などまで、基本情報を伝えました。すべて絶対に回答ということではなく、答えたくないことは答えないこともできました。

その後結婚のきっかけ、年数や大まかな生活環境、今回の事の経緯(不倫のこと)などを一通り聞かれ、婦警さんは丁寧に記録をしていました。

刃物を向けると言ったことはこれまでに何回くらいあるか、
直近ではいつか、
それ以外にはどんなことがどのくらいあったか、
一番傷ついた発言は何か、などを質問されたのち、

夫婦喧嘩で暴力

刃物を向けられた際の距離感刺そうと思えば届く距離であるか否か、などをとても詳しく聞かれたのは、ここが警察で、相手が警察官であることをより強く感じさせられました。

さらに婦警さんの口から飛び出したのは、

婦警さん
婦警さん
ご主人は今日何時に帰宅しますか?
キキ
キキ
え?今日ですか?

驚きながらもおよその時間を答えると、

『その時間に自宅に行って注意します』とのこと。

そこまでのことなのか・・・とこちらが驚きましたが、
『そこまでのことです』と婦警さんは優しくも毅然とした態度でした。

けれど私は心療内科で今後のためにも相談に行くと良いと言われただけで・・・

『今すぐの注意は望みません』ということをきちんと伝えました。




警察の介入をお断りした理由

『望みません』というのはなぜかといえば・・・

私が警察に相談したことが主人にバレることの方が恐怖だった…

注意に来た警官が帰った後に、2人切りの空間で逆ギレされることの方が、刺されるより、よっぽど怖いと、感じたから

今日も明日も刃物を向けられ、最悪刺されることもあるでしょうが、この時すでに、

『そうなった方が楽だ。
そうなれば相手は有無を言わさず捕まるだろうし、私にも目に見える傷が残るから・・・』

というところにまで来ていました。

また、日頃暴言暴力のひどい主人を見ていて、心が弱く、包丁を向けてくるのも刺す勇気のない人がとる行動に見えた、というのもあります。

婦警さんはかなり困った様子で、しばらく席を外されました。

おそらくですが、

“注意もせずに相談者を帰らせてしまって、何かあると警察としては大変な事態である”
“しかし相談者自身が注意を望まない”

というところにとても困って、他の方に相談されたのだろうと思います。

数十分して戻ってきた婦警さんからもう一度

婦警さん
婦警さん
やはり注意しに行きます。またご主人にも言い分があるのかもしれないので、一度話を聞きます

と言われましたが、頑なにお断りをしました。

キキ
キキ

相談に来て置いて申し訳ないが、心療内科の先生の情報を伝えておけば良いのだというアドバイスで来たまでなので今日のところはとにかくそっとしておいて欲しい。

ということを、もうこの時には泣きながら話しました。

私の伝えた主人の行動があまりにも常軌を逸しているというせいもあったのでしょうが、

心療内科の先生の『とりあえず共有しとけば安心だよ』というニュアンスと、実際の警察の対応は結構違うように感じました。

婦警さんによれば、注意をしたのちの夫との時間が不安であれば、
すぐに二人きりになるのではなく親族の方などに来ていただくようにするとのことでしたが・・・

さらに大きなことになってしまいそうで私には納得いかないものでした。(私の親族はそばにいないし、、)

婦警さんは、『では今回は』ということで、しぶしぶ納得はしてくれましたが、

・このようなケースはその場では身を守ることが先決。
証拠を取るよりも、まず、安全確保を。

・今回注意を望まない旨とその理由を記録として書いて帰って欲しい

と念をおされました。

相談はすでに数時間経過していました。

最後にアンケート用紙と2枚の用紙を渡されました。

アンケート用紙は今回の来署の目的などについて簡単に応えるもので、その備考欄に “今回は本人への注意を望みません” ということを書きました。

他に渡された用紙のうち1枚目は警察に来られたあなたへという用紙。

旦那さんがたまに優しいのはハネムーン期というんですよ、ということを用紙を元に教えてくださいました。

2枚目はストーカー対策の流れ、DV対策の流れという用紙で、相談に行くとどうった流れになるのかがチャートでわかりやすくまとまっている表でした。

通常であれば私のように配偶者の暴力の相談に行くと、

・最低でも警察が本人に注意に行く
・保護命令の申し立てをして夫を引き離すことなども可能(希望があれば)

という説明されました。

まとめ

私の体験談から、夫から暴力を振るわれている方にアドバイスです。

  1. 怪我がなくても、刃物を向けられるというのは異常な事態であり、暴力と同等です。
  2. 警察署に相談に行くと、警察の方が注意に来て下さるのが通常の流れのようです。
    夫の暴力がひどく一度夫を注意してほしい、と思う方にはとても有効です。
  3. 夫に注意をして欲しくない場合にはそのことを伝えることもできる。
    その後の対応は警察署によって異なる可能性があります。
  4. その他様々なケースによっての警察の対応を教えて頂けるので、それを知るだけでも有益です。
  5. 『こんなことで相談に行ってもいいのかな?』と思わないで、大丈夫。

今回は警察の介入をお断りしましたが、身近に知り合いもいない私にとって、夫婦だけの閉ざされた空間で起きていることを少しでも外に伝えられたことが安心材料にはなりました。

私が相談に行った情報は、署内と裁判所にも共有されるということでした。逆ギレ状態の主人から調停を起こされそうな身にはありがたかったです。

何より、刃物を向けられることが正常な事ではなく、自分はそのような環境で生活をしているということを自覚させていただけました。

もっと早く行っていれば、、一番夫のモラハラがひどく帰る場所がなかった頃の居場所の確保などもしていただけたようです。また自分は被害届を出してもよかったのだな、ということも後から知りました。

私がこれを読んでくださる方に伝えたいのは、
たとえ夫婦喧嘩や、口論の末だったりしても、暴言・暴力は我慢すべきではありません。

『これくらいの暴力は、大した事ない』と思わずに、警察へ相談することをおすすめします。

慣れない警察署でも経緯をきちんと説明できるよう、簡単に相談内容と経緯をまとめていくと良いかと思います。

この記事を書いた人

キキ

夫に不倫をされ、相談していた親友も夫の不倫相手だった。そしてその他にも女がぞろぞろ。過呼吸で倒れるほどの強烈なモラハラと暴力の日々、作り話でもあり得ないような経験を元に有益な情報をお伝えします。

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